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あり続けるために

vol.12 無駄なことはしたくないですか?  

昨今では日常生活でかなり便利なものが溢れています。

 

例えば、何でもあることと煩わしくない利便性で

ネット通販(アマゾンなど)がよく使われるようになっています。

 

仕事においても、

いかに効率よくするかに重点を置くことが多いでしょう。

 

何せ利益がなければ商売も続かなければ、

給料も払えませんから。

 

しかし、それにしては「時間がない」という言動は

よく聞かれる話ではありませんか。

 

便利なもので効率よくやっているにもかかわらず、

「無駄なこと」を省いているのに、

なぜ「時間がない」のでしょうか。

 

実際は、効率や楽を求めすぎると、

自分の心が荒んだり、反って浪費するようになっています。

 

ストレスを溜めずに心穏やかに過ごすために一つ考えてみましょう。

 

人類はより楽な暮らしを求めるあまり、

大きな苦難を呼び込んでしまいました。

 

歴史の数少ない鉄則の一つに、

贅沢品は必需品となり、

新たな義務を生じさせるというものがあります。

 

ある贅沢品にいったん慣れてしまうと、

それを当たり前のように思うようになります。

 

そのうちに、それに頼り始めてついには、

それなしでは生活できなくなります。

 

洗濯機、掃除機、食器洗い機、携帯電話、コンピュータ、電子メールなど、

時間を節約して生活にゆとりをもたらしてくれているはずです。

 

そんな便利なものを使っていれば

以前の手間暇をすべて省けたはずなのに

前よりゆとりある生活になっていますか。

 

今日では、毎日何十通もの電子メールを受け取り、

相手はたいてい迅速な返答を期待しています。

 

時間が節約できると思っていたはずなのに、

逆に人生の踏み車を以前よりさらに加速して踏み続けるはめになり、

日々を前より落ち着かず、いらいらした思いで過ごしていませんか。

 

より幸福なモノやコトや環境を求めている自分になっていませんか。

(ちなみにこれを専門用語で「ヘドニックトレッドミル現象」と言います)

 

今のキリがない踏み車から降りて、

「幸福へと続く別の道」を歩み始めない限り、

延々と踏み続けることになります。

 

それでは、多くの時間が心満たされなくなります。

 

人は損得勘定で物事を考え行動に移すかどうかを考えますが、

たいてい「引き算」を先に考えます。

 

自分の行動がプラスになることより、

マイナスにならないようするものです。

 

これは感情的にもそうです。

 

快楽を求めるより苦痛なことを避ける力が強いです。

(ちなみに研究結果では損の影響は得の2倍だそうです)

 

ということを踏まえれば、

「無駄なこと」とは

「損をしたくないから」

「失敗をしたくないから」

「間違いたくないから」がほとんどの理由でしょう。

 

誰もが大切な「時間」と「お金」という資源を

そんなことには使いたくないものです。

 

しかし、一方で本当は無駄なことだと思っていても、

今まで時間やお金を費やしてきた分を取り戻そうと

なかなか止められないことがありませんか。

(ちなみにこの心理を「サンクコスト効果」とか

「コンコルドの誤謬(ごびゅう)」と言います)

 

つまり、損切がなかなかできないのが人間の心理です。

 

特に日本人は「もったいない」という感情が根強いです。

 

結局、「無駄なこと」とは

無意識に自分の感情(快・不快)に合わせたものになっています。

 

無駄なことを合理的に考えること自体、難しいことです。

 

なぜなら、感情がある限り

理屈通りに動かないのが人間だからです。

 

どんなに効率的でも、

気が進まないなら、

なかなか重い腰が上がりません。

 

どんなに無駄だと分かっていても、

自分の感情が許さなければずっと無駄なことをやり続けます。

 

理屈だけで、

自分の気持ちや周りの気持ちを無視した考え方では

ずっと「無駄なこと」や「時間がない」思いはぬぐえません。

 

本当に便利なことが心を満たすものなのか、

無駄なことだと思っていることが本当に無駄なことか

一度よく考えてみることです。

 

自分が何を目的として何を大切にしているかです。

 

コロナ禍のために環境の変化が否応なく訪れています。

 

それに対して、

抗うのか、

適応していくか、

選択が迫られています。

 

今までのやり方で通用しなければ、

新たな挑戦も必要になってくるでしょう。

 

その挑戦に保証はありません。

 

ですが、損、失敗、間違いを恐れていても

何も生み出しません。

 

逆にその経験を学びとして未来につながるものにしたいものです。

 

日々、チャレンジ精神でそんな経験を糧にして、

ご縁を頂くあなた様によりよい価値を

提供できるようにしていきたいと思っております。