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あり続けるために

vol.6 努力するのは嫌いですか?

努力するのは苦しみ、耐え抜くものだと思っていませんか。

 

昔から

「苦労は買ってでもせよ」と言いますが・・・。

 

子供の頃から報われるためには

努力することと教えられます。

 

或いは努力すれば、

報わるからと教えられます。

 

いずれにせよ、

これらの考え方では「努力=苦労」というイメージとなります。

 

人間の本能として、

何事もより少ない努力で済ましたい欲求があります。

 

つまり、「苦痛を避けたい」という欲求です。

 

自ら望んで努力することはできるだけ避けたいものです。

 

一方で、努力している人を見ると、元気をもらえませんか。

 

自分も努力して何かを得たい、成し遂げたいと思いませんか。

 

同時にそれは自分の能力を高めることにもなります。

 

しかし、「理想と現実のギャップ」のあまりの違いに

いつしか諦めてしまいます。

 

身近なところで、

ダイエットにするにしても、

資格と取るにしても、

レベルが高くなればなるほど、

費やす時間が多くなるため、

すぐ得られないものであるほど、

「苦痛を避けたい」という欲求が勝って諦めるのが早くなります。

 

だから、面倒なものを避け、

今の能力でより「楽に」「簡単に」できるものに目が行ってしまいます。

 

この欲求は人間の進化論的にも説明できます。

 

今日を生きていくのがやっとの暮らしであれば、

十年先はもちろん一年後のことを考えたって意味がないと思うでしょう。

 

石器時代はもちろん江戸時代でも、

感染症など危険が大きい幼少期を無事に乗り越えても

ほとんどが30代か40代で亡くなっています。

 

50歳を超えた例はわずかです。

 

子供を産んだら死んでいくという過酷な環境では

「今この瞬間の快楽を最大化する」のが最適な生き方となります。

 

しかし、文明の発達とともに寿命は飛躍的に延びて、

いまでは元気な100歳も珍しくありません。

 

長寿社会では短命社会とは逆に、

「目先のことに捉われず先のことを考える」人生設計が必要になります。

 

進化の過程で人間の脳には

このような仕組みを組み込まれていません。

 

だから、努力(将来)よりも

日々の「瞬間の快楽」の誘惑に負けてしまいます。

 

さらに、昨今は、インスタント社会と言われるとおり、

何でも、リモコン一つで何でも操作可能になっています。

 

つまり、人間を怠惰にさせるものが身近なところに溢れています。

 

敢えて言えば、

昔比べてより豊かになることが果たして本当にいいことでしょうか。

 

要は、便利になった分、

楽になった分の短縮した時間を何に使っているかです。

 

ますます便利になって楽になれば、

ますます動くことも、考えることもしなくなりませんか。

 

最も大切な資源である「時間」を

さらに無駄にすることにもなります。

 

そんな世の中にあって

努力すること自体を楽しめるようにしていきませんか。

 

前提として

苦しみのなかで得られるのが「努力する」ということではありません

 

そもそも苦痛があるからではなく

目的は何かです

 

努力することが目的ではありません

 

目的のために努力することが必要だということです

 

ということは

「人から見れば苦痛なことを自然体で

当たり前のようにやっていくことです」

 

つまり、やっている本人にとっては

努力していると思っていないということです

 

矛盾していると思われるかもしれません。

 

決して、苦しみ、耐え抜いてということが前提ではありません。

 

目的のレベルによって

果たす能力の高さは違いますし

何より相応の持続性があってのものですから

精神論や根性論で続けても絶対に続きません。

 

典型的なやり方として、

無理やりモチベーション(やる気)を上げてから、

自分を動かそうとします。

 

そもそも、モチベーションとは

無理に上げようとしても上がるものではありません。

 

自然に上がるものです。

 

上がらないものを上げようとすることこそ、

かなりの苦痛を感じたり、

逆に反動でモチベーションを下げてしまいます。

 

それでは、楽しめるようにするには何が必要でしょうか。

 

もちろん、努力に苦痛が全くないというわけではありません。

 

それであってもやろうとする意欲を失わず、

努力し続けるにはどうすればよいのでしょうか・・・

 

一つのヒントとして

「報われるから努力する」という

「アメとムチの関係性」にしないことです。

(もちろん、他にもいろいろとあります)